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私の“推しマシーン”

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都産技研が保有する高価なものや日本でここにしかない機器の魅力をお伝えするコーナーです。
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#都産技研

“ちょん”と触れるだけで物の形が正確に測れる! 三次元座標測定機 ~私の“推し“マシーン~

こんにちは、都産技研の広報担当です。今回は面白い装置があると聞いて、「幾何形状測定室」まで来たのですが……。 人が寝そべることができるほどの大きな台の上で、置かれた物を先っちょにボールが付いた棒で「ちょん」とする装置。 いただいた資料によると、これは「三次元座標測定機」というものなのだそう。いったい何のための装置なのでしょうか。実証試験技術グループ副主任研究員の三浦由佳さんにお話を伺いました。 物体の形状を1000分の1ミリメートル 単位で測定 さっそくなんですが、こ

壊さずに中を見る!X線非破壊検査~私の“推し”マシーン~

こんにちは、都産技研広報担当です。   突然ですが問題です。こちらの画像は何を撮影したものでしょうか? なにか黒いものが渦を巻いています。そして、その先端が右下から飛び出しているような……?   はたして正解は……! 先ほどの写真は、対象物を壊さずに内部の構造を分析する「X線非破壊検査」によって撮影されたもの。いったいどんな装置によって撮影されたのでしょうか?   今回の「私の“推し”マシーン」は、X線非破壊検査に密着。計測分析技術グループ主任研究員の河原大吾さんと、副主

謎の真っ白い部屋の正体は!? 「10 m法電波暗室」に迫る~私の推しマシーン~

都産技研が保有する機器や設備には、高価なものや日本でここにしかないものも。そんな“レアもの“の魅力をお伝えする、「私の推しマシーン」のコーナーです。 今回のテーマは電子技術グループの「10 m法電波暗室」。 いったいどんな設備なのでしょう? 東京都昭島市にある多摩テクノプラザを訪ねました。 小学校のプールぐらい広い「電波暗室」とは? 今回、10 m法電波暗室を推してくれたのは、電子技術グループの須藤翼さん。さっそくお話をうかがいます。そもそも電波暗室とは、なんですか?

最大300トンのパワー!都産技研の力持ち「万能試験機」に迫る~私の“推しマシーン”~

都産技研が保有する機器には、高価なものや日本でここにしかないものも。そんなレアな機器の魅力をお伝えするコーナーが「私の“推しマシーン”」です。   記念すべき第1回は、実証試験グループの「万能試験機」です。いったいどんな機器で、何が万能なのか? 都産技研マスコットキャラクターの「チリン(R)」と一緒に、さっそく実験室を訪ねました。     20トンの力で金属製のボルトを引っ張ると……? 場所は都産技研1階にある「製品強度実験室」。実証試験技術グループの小船諭史さんに、さっそく