都産技研公式note

都産技研(東京都立産業技術研究センター)は、中小企業を技術支援と研究開発で支える、中小企業の味方です。多くの方に知っていただくため、2023年8月に「都産技研公式note」をスタートしました。今年度、職員や設備の魅力をたくさん発信していきます。

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都産技研(東京都立産業技術研究センター)は、中小企業を技術支援と研究開発で支える、中小企業の味方です。多くの方に知っていただくため、2023年8月に「都産技研公式note」をスタートしました。今年度、職員や設備の魅力をたくさん発信していきます。

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マガジン

  • 私の“推しマシーン”

    都産技研が保有する高価なものや日本でここにしかない機器の魅力をお伝えするコーナーです。

  • 都産技研で○○してみた

    都産技研の設備を使って実験し、技術を体験する企画です。広報担当が臨場感交えてお届けしています!

  • 潜入!都産技研

    都産技研ではどんな人がどんな研究を行っているのか、実際に広報担当が取材しています。

最近の記事

長さ・温度・電気の「計量のプロ」大集合! JCSS認定校正の舞台裏を聞いてみた

こんにちは、都産技研の広報担当です。なにやら青い箱を見せていただいております。 聞けばこの装置の名前は「熱電対自動校正装置」。熱電対という温度センサーの校正をするための装置なのだそう。 世の中にあるさまざまな測定機器は、「私、本当に正しい値を示してるんですよ」と証明するために、より正確な測定機器による「校正」が必要になります。 つまりこの装置は、温度計が示す「1℃」は本当に「1℃」なのか? ズレているとしたらどれくらいズレているのか? を確かめるものなのです。 そこで

    • “ちょん”と触れるだけで物の形が正確に測れる! 三次元座標測定機 ~私の“推し“マシーン~

      こんにちは、都産技研の広報担当です。今回は面白い装置があると聞いて、「幾何形状測定室」まで来たのですが……。 人が寝そべることができるほどの大きな台の上で、置かれた物を先っちょにボールが付いた棒で「ちょん」とする装置。 いただいた資料によると、これは「三次元座標測定機」というものなのだそう。いったい何のための装置なのでしょうか。実証試験技術グループ副主任研究員の三浦由佳さんにお話を伺いました。 物体の形状を1000分の1ミリメートル 単位で測定 さっそくなんですが、こ

      • 新一万円札の顔・渋沢栄一は「都産技研の父」!? 100年の歴史を振り返る

        こんにちは、都産技研の広報担当です。 みなさん、新しいお札はもうお手元に回ってきましたか? ATMでお金をおろすたび、「新札と旧札、果たしてどちらが出るのか……!」と毎回ドキドキしますよね。 今回はそんなお札の「顔」と、私たち都産技研の知られざる関係をご紹介します。 新しい紙幣に盛り込まれたさまざまな「技術」 今回から紙幣の肖像画が変わり、千円札が北里柴三郎、五千円札が津田梅子、一万円札が渋沢栄一になりました。 前回の刷新(2004年)では福沢諭吉だけが続投だったの

        • プロダクトデザイナーに会いに行ったら、パッ!サッ!グッ!のものづくり職人だった~都産技研でものづくりを体験してみた~

          こんにちは、都産技研の広報担当です。金属をカットできる「ファイバーレーザー加工機」で研究員がなにやら加工しているみたいですね。 これがなにかは後ほど発表するとして、今日のテーマは「プロダクトデザイン」です。 都産技研には、あらゆる材料と機器を組み合わせてさまざまな製品をデザインする「ものづくり職人」がいます。必要な物があればすぐに「パッ」とひらめき「サッ」と手を動かし「グッ」とくるものをつくってしまうのです……! 今回はその仕事場におじゃまして、実際にものづくりを体験して

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          4本
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        記事

          簡単な材料でカラフルな「偏光万華鏡(へんこうまんげきょう)」をつくってみた~都産技研で工作してみた~

          こんにちは、都産技研の広報担当です。   8月に入り、本格的に夏が到来しましたね。学生の皆さんは、夏休みの宿題に追われる方も多いのではないでしょうか。   今回は、夏休みの自由研究や工作にぴったりな、着色していないのに色が付いて見える、「偏光万華鏡」をご紹介します。子どもから大人まで一緒に楽しめるおすすめの工作ですよ。   都産技研の広報担当も、今年(2024年4月)出展した「ふしぎ祭(サイ)エンス」で、この偏光万華鏡をつくってみました。おかげさまで満員御礼!整理券は配布開始

          簡単な材料でカラフルな「偏光万華鏡(へんこうまんげきょう)」をつくってみた~都産技研で工作してみた~

          家庭用コンセントの出力5,000倍以上!?「高電圧実験」の世界~潜入!都産技研~

          こんにちは、都産技研の広報担当です。 都産技研ではどんな人がどんな研究をしているのか、実際に広報担当が潜入して確かめる「潜入!都産技研」。今回は高電圧実験室に来ています。 高電圧実験室では、工場などの建屋の屋内外に設置される変圧器や碍子(がいし)、作業者が身につけるゴム手袋や長靴などの絶縁保護具・防具などについて、耐電圧試験を行っています。 いったいどのような設備で試験を行っているのでしょうか。さっそく高電圧実験室に潜入してみましょう……! もはや雷?!過電圧を模擬試

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          木の“表情”によってメイクを変える!「木工塗装」の世界 ~潜入!都産技研~

          突然ですがクイズです。これはあるものを280倍に拡大した写真なのですが、一体なにを拡大したかわかりますか……? 実はこれ、「鉛筆の断面」を拡大したもの。   下半分のつぶつぶの部分が木材、上半分のオレンジや赤の部分が表面の塗装です。よく見ると、一番上にえんじ色の薄い層がありますよね。 つまり、私たちが普段見ている鉛筆の表面は、塗膜(塗料を塗ってできる膜)のほんの一部。その内側には、もっともっと「塗膜の層」があるんです。木材の上に何度も塗料を塗り重ねて、鉛筆はできているのだ

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          あなたの知らない!?「音の評価」の世界 ~潜入!都産技研~

          都産技研ではどんな人がどんな研究をしているのか、実際に広報担当が潜入して確かめる「潜入!都産技研」。今回のテーマは「音の評価」です。   前回の記事で、ASMRを体験させてもらった光音技術グループ。普段は「音響試験」を担当しており、企業などからの依頼で、製品から出る音を測定し評価を行っています。 でも、「音の評価」ってどのように行うのでしょう。人間が心地良く感じる音と、不快に感じる音をどうやって測るのか……?   そこで前回に引き続き、光音技術グループに潜入。主任研究員の宮

          あなたの知らない!?「音の評価」の世界 ~潜入!都産技研~

          都産技研でASMRを体験してみたら臨場感がすごかった~都産技研で体験してみた~

           こんにちは。都産技研の広報担当です。いま、座っている耳元でシャカシャカと音を鳴らされています。 実はこれ、都産技研の設備で「ASMR」を収録しているんです。   サクサクしたものを食べる音や、耳かきの音など、臨場感ある音のゾクゾクする感じを楽しむASMR。YouTubeでも人気ですよね。   都産技研には「音のスペシャリスト」がいますし、音が響かない無響室などの設備もあります。最高の技術と最高の設備でASMRを収録したら、どうなるんでしょう……?   都産技研で音を扱う光

          都産技研でASMRを体験してみたら臨場感がすごかった~都産技研で体験してみた~

          企業が排出する温室効果ガス、どうやって測るの?~潜入!都産技研~

          都産技研ではどんな人がどんな研究をしているのか、実際に広報担当が潜入して確かめる「潜入!都産技研」。今回のテーマは「温室効果ガスの測り方」です。 今年の冬は記録的な暖冬だったそうで、スキー場の雪が足りなかったり、雪まつりの雪像が溶けてしまったり、といったニュースも目にしました。そういえば、去年の夏もずっと暑かった気がします。これが地球温暖化なのでしょうか……。 そう感じるのは気のせいではなく、世界的に気候変動の影響が広がっているのです。そのひとつが、大気中に放出される「温

          企業が排出する温室効果ガス、どうやって測るの?~潜入!都産技研~

          都産技研支所バスツアーを開催! ~若手職員支所見学会~

          都産技研はお台場にある本部のほかに、都内に5つの支所・拠点を有しています。それぞれの支所には食品や繊維などの得意分野があり、地域産業に密着した支援を行っているのです。 今回は都産技研が若手職員向けに企画した「支所見学会」に同行。都産技研の支所・拠点を1日で巡るバスツアーです。noteをご覧の皆さんも、一緒にツアーをお楽しみください! ※城東支所は改修工事で休館中のため、今回のツアーに含まれていません。 9:30 食品技術センター 朝9時半、ツアー参加者15名が集合したの

          都産技研支所バスツアーを開催! ~若手職員支所見学会~

          壊さずに中を見る!X線非破壊検査~私の“推し”マシーン~

          こんにちは、都産技研広報担当です。   突然ですが問題です。こちらの画像は何を撮影したものでしょうか? なにか黒いものが渦を巻いています。そして、その先端が右下から飛び出しているような……?   はたして正解は……! 先ほどの写真は、対象物を壊さずに内部の構造を分析する「X線非破壊検査」によって撮影されたもの。いったいどんな装置によって撮影されたのでしょうか?   今回の「私の“推し”マシーン」は、X線非破壊検査に密着。計測分析技術グループ主任研究員の河原大吾さんと、副主

          壊さずに中を見る!X線非破壊検査~私の“推し”マシーン~

          あなたの知らない!?「繊維」の世界〜潜入!都産技研〜

          都産技研ではどんな人がどんな研究をしているのか、実際に広報担当が潜入して確かめる「潜入!都産技研」。今回のテーマは「繊維」です。 季節はすっかり冬になり、ニットなどの冬物を引っ張り出した方も多いでしょう。でも久しぶりに出した服をよく見ると、身に覚えのないシミや穴開きに気付くことも。いったいどうしてこんなことに……?   そこで今回は、繊維製品を専門に扱う複合素材技術グループに潜入。シミや穴開きの原因はなんなのか、繊維製品の品質はどうやって確かめるのか、意外と知らない「繊維の

          あなたの知らない!?「繊維」の世界〜潜入!都産技研〜

          謎の真っ白い部屋の正体は!? 「10 m法電波暗室」に迫る~私の推しマシーン~

          都産技研が保有する機器や設備には、高価なものや日本でここにしかないものも。そんな“レアもの“の魅力をお伝えする、「私の推しマシーン」のコーナーです。 今回のテーマは電子技術グループの「10 m法電波暗室」。 いったいどんな設備なのでしょう? 東京都昭島市にある多摩テクノプラザを訪ねました。 小学校のプールぐらい広い「電波暗室」とは? 今回、10 m法電波暗室を推してくれたのは、電子技術グループの須藤翼さん。さっそくお話をうかがいます。そもそも電波暗室とは、なんですか?

          謎の真っ白い部屋の正体は!? 「10 m法電波暗室」に迫る~私の推しマシーン~

          スマホの充電ができない!?USBケーブルの断線が原因?~都産技研で調べてみた~

          こんにちは、都産技研広報担当です。 都産技研の設備を使って実験し、技術を体験する企画。広報担当が臨場感交えてお伝えする「都産技研で〇〇してみた」のコーナーです。 スマホやタブレットを長時間持ち歩くことが多い今、外で充電残量がピンチ!になると焦りますよね。そんな時の必携アイテムとして便利なのがコンセントのないところで充電ができる充電バッテリー。そして、セットで必要なのが端末接続用のUSBケーブルです。 今回、デスクの奥から発掘されたUSBケーブルで充電しようと思ったら、うん

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          若手研究員の育成に密着!~ロボット技術グループの場合~

          都産技研の研究員は、中小企業のお客さまの製品開発や技術開発をサポートするため、多岐にわたる業務を行っています。   試験や研究はもちろんのこと、若手職員たちを育てるのも先輩の仕事のひとつ。業務に必要な専門分野の知見は、どのように伝えられているのでしょうか。   そこで今回は、ロボット技術グループの若手育成事情を聞きました。 ロボットの強度や耐久性をどうやって確かめる? ロボット技術グループを訪ねてやってきたのは、都産技研本部のすぐそばに建つテレコムセンタービル。   その

          若手研究員の育成に密着!~ロボット技術グループの場合~